日本の正社員解雇は大変。スペインも大変だそうな。
なんで解雇が大変なのかは労働基準法・労働契約法なんかを参照されたし。
私は1947年成立の労働基準法は社会民主主義志向の集団であった民政局(GS)の作品と妄想している。GSとは連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の組織の内局でリベラリストが多く日本の民主化を推し進めた機関。
ただしGHQ自体がそもそも占領軍なので日本の国力を下げてこれをコントロールする事が目的であった事は忘れない方がいい。
やがて「モノを作れば売れるし売れれば作るし」の日本黄金時代がやってきた。まずは安定が欲しかった労働者達は働いて働いてメシや家やクルマやお金を勝ち取った。経営側も経済成長し続けている限りは解雇するつもりもないしむしろ更に労働者を求めた。この時代は約40年続いた。そして「終身雇用」という思い込みをもった集団が生まれた。これは一世代強のボリュームで二世代に渡って影響を及ぼしている。でもそれはそれでいいんです。何故ならニーズとウォンツがマッチしたから。
ところがこれも妄想だが1985年のプラザ合意でアメリカが日本に投資してきた資産の回収がはじまってバブルが起こって弾けてここで大東亜戦争が終わった。このとき孫悟空の輪っかを外す大チャンスだったけれども主人を失った奴隷は虚脱状態になって30年近く彷徨っている。
でももう本当に彷徨うのは嫌だ。同時に高齢者が増えてきて相互賦課の年金制度も無理ゲーは確定。あでも少子化は怖くないです。様々なイノベーションが起こるので。
じゃあどうするかという事で労働市場の流動化を政府が唱えています。これは正しい。
まあ何よりも社会の先導者たるべき40代以上の優秀な人たちが終身雇用のルールで一律に給料があがっていって高くなっている一方実はリスクを全く取らずに危機感もなく自己革新を怠りまくってボーッとしやがって夜になったら同じような仲間とつまらない酒を飲んで非正規社員・派遣社員とかいうヘンテコな身分制度を作って見下していてそんなヤツラを人事は斬り殺したいのだがそれをやるとそいつらは生半可な知識があるからできなくて当然雇用に慎重になって失業者や新卒にお鉢が廻ってこないのが問題。
そもそも自己革新っていうのは脳が非常に嫌がる事なので変化のない終身雇用と脳の特徴は方向があっているのも超絶妙な部分ではありますなー。
で結局雇用するリスクを企業は取らないので社員は忙しくて忙しくて失業者は仕事がなくて困ってというコントのような展開になっちゃって誰も幸福にならないのが終身雇用制度。
なので解雇規制を緩め社員も長生きするとやることが増えて嬉しいなあ〜というマインドになってドンドンビンビン新しい事を初めて仕事複数展開することが当たり前になって自分で会社作って元いた会社と取引するぐらいになってしまえば日本も大爆笑の国になるのになー。