ファンクショナル=機能的な能力を引き出すトレーニングの事を指す。
というか人間かどうかを問わず、肉体の仕組みはそもそも機能発揮を目的として進化してきた。
でもその精緻さ巧妙さは知れば知るほど何か偉大な存在が設計したのではないかと思ってしまう時がある。
改めてファンクショナルトレーニングの定義を捉え直してみたのだが「重力下において実際の動作は単体の筋肉を使用せず、複数の筋肉と関節を協調させて動作をしている。その強調力を強めるトレーニングをファンクショナルトレーニングという。」が一番自分の実感に近い。
そしてこの協調力を強めていけば年老いた時に起こる様々な障害予防ができるのではないかと考え始めている。
老いのサインは主に肩こり、腰痛、膝の痛み、五十肩などのカラダの痛みとして出てくる。
その痛みは本態的な要因を除けば、軟部組織の機能不全による姿勢不良が大半の原因だ。
痛みがでると活動量が減る。
活動量が減るとさらにカラダの機能不全が進む。
更に機能不全が進むと痛みが出る。
更に活動量が減る。
更に機能不全が進む。
このサイクルの先にあるものはあまりハッピーな結末ではなさそうだ。
それでは初期の段階でカラダの機能を向上、もしくは維持するトレーニングをしておけば、時間的に金銭的にそして何よりも苦痛の総量的が圧倒的に少ないハッピーな人生が送れるのではないか。
そしてそれは圧倒的に合理的だ。
そもそも長く生きるという事はできることがドンドン増えていくのでハッピーなのだ。
そしてその喜びを腹の底から笑う権利があるのだ。
ところがその権利を勝手に放棄してしまう人は多い。