ブレイキング・バッドは日本にやってくるか

遅まきながらネットフリックスでブレイキング・バッドというドラマを発見してしまいみまくっている。

あらすじは優秀な化学者のキャリアを持つ主人公ウォルター。だが世渡り下手なのかオヤジになった現在は高校の化学教師で生徒には軽くバカにされながら日々を送っている。彼の家族は障害を抱える息子ときれいなヨメだ。そして住宅ローンを抱えている。そんなある日ガンが発見されて余命いくばくもない事がわかり彼は家族のために多額の金を短期間で稼ぐ必要性に迫られる。そこで化学の知識を使って最高精度のメタンフェタミン(シャブ)を製作を始めて元教え子をプッシャーとして商売をはじめるのであつた。。

といったもの。詳しくはウィキを参照願いたい。で結果爆発的なヒットを生みシーズン5まで製作されたのだがこれにはアメリカ社会の今を反映しているからだと思った。

貧富の差が拡大したアメリカ社会は中流から底流にこぼれてしまう人が増えている。学費は上がり家のローン諸々出費があって病気になったら即破産という恐怖に怯えている。つまりは元気なうちに収入を増やすことが対抗策なわけでダブルワークやトリプルワークで頑張る人が増えている。すると疲れている時も動けるようにシャブを服用するようになり実際に流通量も増えている。なぜコカインではなくシャブかというと安いからだ。だいたい1/3くらいだそうだ。

そんな人たちの見ている風景とウォルターの悪戦苦闘がめちゃくちゃツボにハマったからヒットしたのだと思う。ただこれはあくまでベース目線が合致しただけだ。

それに変態的な人物設定と巧みな心理描写とストーリー展開が合わさって徹底的に面白い作品になっている。

働き方改革でダブルワークが当たり前になってきた日本でもシャブの流通は増えるだろう。そしてこういう本当に面白いドラマが地上波ではなくネットで流れる時代がやってくるだろう。

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