男系を続ける意味は他にある。

日本の皇室は男系すなわち「必ずオヤジが天皇」の系統が少なくとも1,500年以上続いてきたファミリーだ。これに匹敵するのはエチオピア皇族(彼らが主張する紀元前500年から紀元1,000年まで続くソロモンとシヴァの女王のアクスム王国の後継として)だ。ちょっと彼らの家系図は調べてないからわからないがこれが本当だとすると凄い。エチオピア皇族DNAゲノム解析結果をみたいですね。なんといっても2,500年の蓄積だから絶対凄い。

ところで我が国の皇室は男系を続けるのか女系に変更するのかという議論が起こったが一方は伝統で一方は男女平等と人権といった論点が多くて正直飽きていた。なんとなく両者ともポワポワしている印象だったからだ。

ただ素朴な疑問としては男女の出生率は51:49でやや男が多い。これは総じて男は生物として早死にしやすいからだがまあ男女の出生率は半々だ。男系天皇を支持する団体はこれをどう考えているのかと思っていた。すると男系天皇を取り上げたドキュメンタリーがあって平沼赳夫(男系天皇を超支持)に男女の出世率の件についてインタビュアーが問うたところ平沼さんは答えに詰まっていたシーンがあったな。

まあいずれにしろ男系天皇の件は我々の脳内にあってある種類の信仰体系だと思っていたらちょっと面白い視点を見つけた。生物学的視点だ。

細胞核には父方と母方から1本づつ由来した2本で1対の常染色体が22対と性染色体(性別を決定する)が1対ある。染色体は遺伝子がコイル状に折りたたまれて凝縮したモノだ。

性染色体にはXとYの2種類があって女はX染色体が2本で男はX染色体とY染色体が1本ずつあるというのは教わったと思う。大きさはX染色体がメスカマキリでY染色体がオスカマキリぐらいの比率でX染色体がでかい。そのでかさ故に遺伝子全体の8%を詰め込んでいる。

もう少し突っ込んでいくと生殖活動によって精子と卵子が無事合体して生殖細胞が作られ新たな生命づくりが始まる。そのとき対になっている染色体がシャッフルして父と母の遺伝子から子供へ新たな対の染色体が形作られるわけだ。これを交差という。

ところが男の性染色体だけはXYなので女の性染色体XXに対して対となる相手がいない。なので必ず父親から男児へY染色体は受け継がれる。女の場合は対の相手がいるので結婚相手の男の遺伝子が必ず入ってきていつかは失われてしまう。

と言うことは天皇家の男系が続いているとすると古代人のY染色体を引き継いでいるわけでこれは生物学的に非常に貴重なサンプルである。これだけでも男系をやめてしまう理由もないし続ける理由でもある。

だが当時の人々はそんな知識はなかったわけで多分男系系統を続けていくことに何か全体にとっての最大最適が隠されているはずなのだ。これは1,500年以上わたる社会実験ともいえるのでこれを明らかなる事は人類にとっても意味深いと思う。

それを議論して欲しい。

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