経頭蓋直流刺激装置は人類の幸福を演出するのか?

フォーカスという商品がアメリカで発売されている。これは頭に装着して集中力をあげるという商品。そして良くある軍事開発からの民生品という触れ込みなのだ。添付写真はその商品。オデコに当てた電極が脳の特定の部位に超微弱電流を流す。するとプラス極の当たっている場所は活性化されマイナス極の当たっている場所は鎮静化されるというわけだ。活性化と鎮静化を狙う場所も選べる。統合失調症にも効果があるという事で本来なら医療品として取り扱われるところを「別に医療品と謳わなくてもいいじゃん」でゲーム機として発売されている。

ここまではいわゆるマユツバなのだがこの仕組みにライトパターソン空軍基地(!)内の人間有用性 局というところが目をつけた。もともとドローンパイロットやスナイパーなど極めて高いプレッシャーに直面する人の集中力を以下に持続させるかの研究をしていてこのデバイスが有効なのではないかと考え実験した。すると狙撃兵の集中力は大体25分〜40分だったのが6時間、場合によっては12時間集中力が持続したことが報告された。

ここまでだと一時的過ぎるのでまだまだマユツバ。

だが実際ライトパターソン空軍基地に行って試した人の体験談が岡田斗司夫のYouTubeで拾ってあり見方が変わります。

ある科学雑誌の記者の報告なのだが以下箇条書き

1,まずデバイスを付けないで戦場シミュレーター(自爆テロ犯がどんどん自分に近づいて撃たないと自分も爆発するヤツ)をうける。→パニックになりすぐ離脱。

2,デバイスを付けて再度チャレンジ→落ち着いて最後までやり通して時間経過が早い感覚をもつ。

3,その後記者は振り返る。

4,デバイスを装着した時金属製のスプーンを舐めた様な味がして口内が金属臭くなった。

5,その後数日間一切の雑音が聞こえなくなった。

6,人間はいつも心の中に雑音があるのだが完全なる静寂と完全なる集中を獲得した。

7,人間は誰しも幼い頃から「あいつにはかなわない」「自分にはできっこない」とか全く関係ない敵意を受けていて同時に勝手に自分自身に説き伏せられている事がいっぱいある。

8,その雑音がデバイスを使ったら一切聞こえなくなった。

という。

これって哲人や行者や求道者が遥か昔から追い求めてきた境地だ。

「圧倒的な集中力をもてば人類は幸福になれるかもしれない。しかも手軽に。」という仮説がすでに成り立っている。

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