好きな映画を最低限ウィキだけチェックし記憶だけを頼りに評価する。
この映画ではひたすら殺人が行われていって、主役で殺し屋役を演じるハビエル・バルデムの内面のサイコっぷりが存分に楽しめる。また監督は登場人物に今の日本映画のように各々のバックグラウンドを全く語らせず画のチカラですすめていく。その技量は完全に映像の玄人。
舞台はおそらく現在のテキサスかニューメキシコ。職業殺人屋のハビエル・バルデムが己のルールに従って牛を屠殺する超高速圧縮空気射出マシーンでガンガン殺しを展開していく。
そこに偶然麻薬取引の現場に居合わせた男とか定年まじかの警官とかが絡んでくるのだがこれらはあくまで副菜。
これは分断されている世界を横断するのが唯一死だけでそれをどこまで映像で表現できるかに挑戦した作品だ。以上