朝日新聞はなぜこうなのか?

ワタクシ新聞は20年前から購読していません。新卒で大手生保会社にお世話になった時はそれこそ日経を隅から隅まで読む日々を送っておりましたが。

ところがある日殆ど広告と官公庁発表の要約であることに気付いて購読をやめました。それからは「選択」と「週刊東洋経済」を購読していましたがあれ捨てるのが心理的に大変なので今は全て有料ネットです。

で昨年から特に朝日新聞がムチャクチャになっていますね。アベちゃんからはみじめだとか言われて本当に悲惨な大変な会社になっています。国のトップが一民間企業に対しここまで言ったことはあるのでしょうか?あトランプさんがそうですね。

これなんでこうなったのか何故朝日はこうなのかという疑問が沸き立ちました。そこで調べてみたところ。手掛かりを2011年放送のNスペ「なぜ日本人は戦争に向かったのか」の第3回に見出す事が出来ました。

結論から言いますと朝日新聞は超猛烈に反省して超自己批判しまくり過ぎてその結果に自信を持ち過ぎて時空を超歪めまくる超異常眼鏡を超装着しまくっている超エキセントリックカンパニーなのでありますが歴史の中に組み込まれている存在なので判断は歴史が行うべきだと思います。

上記Nスペによりますと朝日は1931年/9月の満州事変数ヶ月前は戦争に慎重な姿勢をとっていました。因みに満州事変後はそれ以上の展開を嫌がった政府に対して関東軍はどんどん進軍しました。その関東軍の行動を支持するかどうかが当時のメディアの置かれた立場でした。論点が満州事変自体の是非ではなかったことを忘れてはいけません。シビリアンコントロールか統帥権かの選択だったのかな。そして朝日は関東軍を支持しました。

この朝日の変節には前段階がありまして1931年/6月の中村震太郎事件があります。これは日本の軍事スパイ中村大尉(と見られてもおかしくないというか完全にスパイ)が中国軍に捕まり惨殺され遺体は焼かれて埋められそれに対する日本の外交姿勢が軟弱と見られ世論が大沸騰した事件です。ここでふと頭をよぎったのは我が敬愛する中村天風先生のストーリーです。彼は日露戦争の時に軍事スパイとして満州の原野を駆け巡った人であります。彼曰く「軍事探偵(時代)はね、泥棒と詐欺と人殺しをすることより仕事がないんだから」との事なので1931年当時もそのような仕事であったと推測します。そしてスパイは全世界共通でテロリスト扱い。見つかったら即刻処刑でこれは太古の昔から変わりません。中村さんも覚悟を決めて仕事をしていたのでしょう。

話を戻しますと中村震太郎事件で朝日は従前通り慎重論を説きます。すると部数が激減してしまったのです。そして1931年のある夏の日に東京朝日編集長緒方竹虎が陸軍参謀今村均と会います。今村は緒方に対し満州における在留邦人が如何に圧迫されているかそれに対して如何に関東軍が苦悩して行動しているのかを諄々と説きます。それを聞いたあと緒方は社論転換を決めたそうです。今村との会談がどのような影響を与えたのかは検証されていませんでした。

そして満州事変がやってきた。関東軍の行動やむなしの報道を各社が一斉に報道。号外が飛ぶように売れたそうです。そして朝日は経営の危機を脱した。

朝日の態度はこのストーリー上に成り立っていると推測します。というか常識かもしれません。

武野武治という人がいました。この人は元朝日新聞記者で満州事変をきっかけに記者を目指し終戦の日に辞表を提出し故郷の秋田に帰りご自分で新聞を発行し続けました。そして「戦争を取り上げると部数は伸びた。そして私は戦争に加担した。戦争を始めさせてはならない。始まったら止められない。戦争を始めさせない一番簡単なことは世界で何が起こっているかの現実を正直に知らせること。アメリカがイギリスが中国が何を考えているのか現実を見ること。」と2011年におっしゃっています。ご自身の反省と共に現在のメディアがこのような状態にないことに警告しているのでしょう。武野さんは戦争絶滅を訴えかけながら2016年に亡くなられました。

朝日は猛反省をした。素晴らしい猛反省をしたがその方向性が間違っていた。でも間違ったまま繁栄を続けられたのは朝日の情報を買う人々がいたからです。そこにはこの問題が横たわっていたのだと思います。やはり自分の父や夫や息子や母や妻や娘や孫が犠牲となっていった理由が普通の人たちにはうまく整理がつかなかったのだと思います。

売る側がいて買う側がいてそれがその国民の大数を占めるとき売る側は歴史に組み込まれると思います。朝日新聞はそのような存在になりました。なので彼らの態度が嫌ならガーガー言わずにひっそりと無視しいずれ買う人たちがいなくなった時にその役割を終えていくのだと思います。

ちなみに緒方竹虎さんは戦争末期に政界に転身され正三位勲一等旭日大綬章を授与されました。彼がどのような思いでその勲章を眺めたのかは大変興味があるところです。

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