完全に記憶のみで語る映画評「イミテーション・ゲーム:THE IMITATION GAME」2014年公開モルテン・ティルドゥム監督

好きな映画を最低限ウィキだけチェックして記憶だけを頼りに評価する。

LGBTの権利は無視されてきた。ソドミー行為を行うものは本当に処罰されていたし今も国によっては禁止されている。ソドミー行為とはかつてのソドムで行われていた行為でそこの住民は当然異教徒という設定で聖書の底意地の悪さも感じてしまう。多分LGBTの歴史は古い。というよりも常に人口の一定割合を占めてきたと思う。伝統的な価値観で禁じられてきたため過去も現在も疎外感で苦しんでいる人は多いだろう。自分は普通ではないという感覚は自分が今いる場所がわからないようなとても大きな恐ろしさがある。ところでシンディーローパーのtrue colorsはいい唄だ。

つい前置きが長くなったがこの映画の主演はベネディクト・カンバーバッチ。この人は本当は私たちとは違う平行宇宙に住んでいて何かの歪みにより偶然生みだされた存在なんだと思う。

で彼が同性愛者であったアラン・チューリングという天才数学者を演ずる。舞台は第二次世界大戦中のイギリス。超ゲルマン科学先進国ナチスは海戦を水中に移しUボートで連合国の補給戦を破壊しイギリスの孤立を目論んでいる。Uボートたちには暗号で司令が送られ各艦に搭載されているエニグマというマシンで解読され作戦行動がとられている。このシステムが異常に優秀で連合国補給路はズタボロだ。そんな中Uボートが捕獲され暗号マシンエニグマの現物をイギリス軍が手中にするところから全ては始まったというチューリングの劇中回想から物語は始まる。この時の時系列は戦後で彼は同性愛疑惑で警察の取り調べ室の中だ。ところでこのアラン・チューリングという人は物凄い天才で現在のコンピュータの原型を作った人だ。そして多分アスペルガーだ。

でイギリス軍はなんとかこのエニグマシステムを解読しなければならんということで国中から天才を集めチームを作る。その中にチューリングがいた。彼はアスペルガー特有の異常集中力でチームを解体再編成してコンピュータを作り解読に成功。第二次世界大戦をウラで勝利に導くことになった。

このすごいストーリーは全て機密扱いだったので取調刑事にとっては目の前に座っている同性愛者がその当事者とは信じられない。けど何故か劇中では信じようとしてしまう刑事の心が描かれていて実際何かの気高さがチューリングにはあったのだろう。

結果彼は裁判にかけられ薬で去勢されその後自殺か事故かよくわからないが死んでしまう。

戦争、天才、暗号、コンピュータ、同性愛、そして同性愛の社会的不寛容。尖りまくってるキーワード達がこの物語を構成している。

人間のしょうがないどうしようもない部分が世の中を切り拓いてきたのもやはり本当の事なのだ。

ロンドンオリンピックの開会式にイギリスの歴史を作った人々が紹介されてその中にアラン・チューリングとティム・バーナーズ・リーが入っていた。その時何かUKカッコいいと思った。

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